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レビューで分かる[クラウンM629ステンレスタイプ コッキング]

クラウンモデル M629ステンレスタイプ コッキング・エアリボルバー

 

実銃のお話し

1955年に狩猟用としてアメリカのスミス&ウェッソン社が発売した44マグナム M29は、ハンターしか使わないマイナーな銃でしたが、映画「ダーティハリー」(1971年公開)で主演のクリント・イーストウッドが劇中で使用すると、瞬く間に世界中に知れ渡りました。

当時、世界最強の拳銃「44マグナム M29」は、コルト・パイソン等が使用する357マグナムの2倍、ガバメント等が使用する45ACP弾の3倍の威力があるとされます。

そのM29のステンレス・スチール製モデルがM629で、1978年に登場しました。

クラウンモデル M629ステンレスタイプ コッキング・エアリボルバー
クラウンモデル M629ステンレスタイプ
 

コッキングエアガン

固定ホップアップシステム

全長   310mm

重量   480g

装弾数     6発(ライブカート式)

価格   4,730円 (税込)
 

クラウンモデル M629ステンレスタイプ コッキング・エアリボルバー
クラウンモデル M629ステンレスタイプ コッキング・エアリボルバー

 

外観レビュー

クラウンモデル M629ステンレスタイプ コッキング・エアリボルバー

クラウンモデル製M29は綺麗なシルバー塗装に、細めなのにしっかり彫られてる刻印類が好感的で、実銃の雰囲気を上手く出していますがフレームの社名マークは、何だか途中止めした様なスカスカ感が
出ちゃってます。

もうちよっとしっかり文字等入れて欲しかった。

フレームに僅かながらヒケ(プラスチック表面のへこみ)もみられますが、この価格帯のグレードでは、しょうがないところですね。

クラウンモデル M629ステンレスタイプ コッキング・エアリボルバー

しょうがないと言えば、フレームからアウターバレルに続くパーティングライン(成型痕のライン)も、トリガー、リアサイト、ハンマー、シリンダー・ラッチが未塗装のプラスチック素材のままなのも、そうですね。

クラウンモデル M629ステンレスタイプ コッキング・エアリボルバー

リアサイトは実銃と同様に、小型のマイナスドライバーを使って上下(エレベーション)、左右(ウインテージ)の微調整が出来ます。

クラウンモデル M629ステンレスタイプ コッキング・エアリボルバー

大口径でマズル先端の盛り上がりが迫力ありますが、ライフリングの再現が無いのが残念です。

大きく立派なフロントサイトは実銃の通りで、視認性の良いオレンジの別パーツがはめ込まれています。

クラウンモデル M629ステンレスタイプ コッキング・エアリボルバー

シリンダー・ラッチを前方に押せば、シリンダーを左側にスイングアウトさせる事が出来、エジェクター・ロッドの先端を押せば、カートリッジを写真位、押し出せます。

まあ、実銃の様にカートリッジがシリンダーに焼き付くって事は無いので、シリンダーを傾ければカートリッジはスルスルと出てきますがね。

BB弾はカートリッジの底面部分に装着するので、底面部分にBB弾を保持出来る様に黒色のゴムパッキンが付けてあります。

クラウンモデル M629ステンレスタイプ コッキング・エアリボルバー

カートリッジにBB弾を取り付けて、シリンダーに装てんした所。

例えばバトル中に弾切れした時には、悠長にはしていられないのでシリンダーをスイングアウトすれば、その状態でBB弾をカートリッジに装着出来ます。

雰囲気は台無しですが、早い事は早いです。


銃身の中のインナーバレルとバレルエンドは固定されておらず、常にバネでシリンダー側に押されています。

射撃時にはシリンダー後部のノズルも飛び出すので、カートリッジをバレルエンドとノズルで挟み込む形になり、隙間を無くしてエアーのロスを軽減させています。

クラウンモデル M629ステンレスタイプ コッキング・エアリボルバー

シリンダー・ラッチはセイフティの機能が付いて、後方に引くとセイフティ・オンになりハンマーがロックされ、ハンマーを起こすことが出来なくなります。

ただしハンマーが起きている状態でセイフティにしても、トリガーは引けるので注意が必要です。

ハンマーは重いコッキングをするために、四角くて大きな形状になっています。

ハンマー先端もデフォルメされていますね。

クラウンモデル M629ステンレスタイプ コッキング・エアリボルバー

木製ふうプリントのプラスチック製グリップは濃い色合いで似合っています。

グリツプのメダリオンは「C M」(クラウン モデル)のオリジナルマークですが雰囲気はグッド。

クラウンモデル M629ステンレスタイプ コッキング・エアリボルバー

リボルバーは簡単に内部が見れるので、少し分解してみました。

グリップ部分に大きな重りと、空気を圧縮するシリンダーが見えますね。

簡単に内部が見れるのは良いですが、パーツがポロポロ外れてバラバラになりそうなので、早々に閉じます。

 

実射



コッキングエアガンのリボルバータイプは、ハンマーを起こすことでコッキングされますが、これが18歳以上用だとかなり重いです。

何とか片手でもコッキングは出来るかなレベル。

という事で当然ながら、ダブルアクションで撃つ事は出来ません。

銃自体はトリガーを引いてもシリンダーが回転するだけ仕様になってます。

トリガープルも重いですが、粘りはないので一気に引けば感触は悪くないです。

弾の飛びは、ややホップアップが強めで上昇する感じで飛んで行くのが多いですが、ライブカートのリボルバーですから弾道は安定しませんね。

飛び自体は例えば、マルイ製コッキングエアガンのオートマチックタイプが初速60m/s位なのに対してM629は46m/s程度なので、飛距離もそれなりです。

集弾性は、5mでA4コピー用紙サイズで確認出来るレベルです。

ライブカート式はカートリッジの装てん操作等リボルバーの雰囲気を楽しむのが第一で、実射性能はイマイチなのが定番ですが18歳以上用コッキングエア・リボルバータイプは希少種なので頑張ってもらいたいところです。

しかし44マグナムは迫力がありますねえ。

 

クラウン M629  28.9℃ 63%
0.20gBB弾 平均初速    46.2m/s 
1発目  43.8m/s 
2発目  46.3m/s 
3発目  48.1m/s 
4発目  45.1m/s 
5発目  47.9m/s 

距離 5m 2cm刻みの円 0 .20gBB弾 6発

 

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