アークタウラス

レビューで分かる[Arcturus MUR MOD.B]

エアガンレビュー アークタウラスArcturus MUR MOD.Bライトウエイトカービン

 

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エアガンメーカー アークタウラスとは

アークタウラスは、2018年に香港で誕生した新しいエアガンメーカーです。

なのでどんなメーカーか全く分からないのですが、現在の海外製電動ガン(殆どは台湾製)と言えばG&Gやクライタックの様な高品位モデルを揃えたメーカーやCYMAとかS&Tの様にコストパフォーマンスに優れた物を多くラインナップしているメーカー等ライバルがひしめき合っていて、しかもその殆どが新品箱出し状態でもまともに撃てる物ばかりです。

一昔前の海外製電動ガンからは、全体的にクオリティは劇的に向上しています。

そんな中会社を立ち上げるのですから、よほど良い物を作らないと太刀打ち出来ないと思いますが。

余程の自信がある様です。

エアガンレビュー アークタウラスArcturus MUR MOD.Bライトウエイトカービン

 

Arcturus MUR MOD.B ライトウエイトカービン

マイクロスイッチ電動ガン

可変ホップアップシステム

全長   805mm-890mm

重量   2,220g

装弾数    300発(ゼンマイ巻上げ式)

価格   実売 20,000円前後 

エアガンレビュー アークタウラスArcturus MUR MOD.Bライトウエイトカービン
エアガンレビュー アークタウラスArcturus MUR MOD.Bライトウエイトカービン

 

外観レビュー

エアガンレビュー アークタウラスArcturus MUR MOD.Bライトウエイトカービン

アークタウラス MUR MOD.Bライトウエイトカービンは、現在アークタウラスのラインナップ中での最廉価モデルで、SR系の銃なのにSRの名前が貰えないアークラウラス・オリジナルデザインのモデルです。

しかし単に台湾製エアガンと同じく、廉価モデルを意味するスポーツラインモデルと呼ベないほど、充実した装備を誇っています。

レシーバーはナイロンファイバー強化ポリマー製で剛性感は有りますしハンドガードはアルミ製。ボルト・リリースボタンもマガジン・リリースボタンそしてセレクターも、全てアンビ(両側)タイプが装備されています。

因みに、ライトウエイト・シリーズは4モデルラインナップされています。

今回レビューするMUR MOD.B ライトウエイトカービン
アウターバレル14.5インチ、オリジナル・ハンドガード12インチモデル。
ハンドガード左右側面と底部に、M-LOK装備。
MAGPUL CTRタイプ ストック

 

MUR MOD.B ライトウエイトCQB
MOD.B ライトウエイトカービンのアウターバレルを10.5インチ、ハンドガードを
10インチに短縮したモデル。

 

MUR MOD.C ライトウエイトカービン
アウターバレル14.5インチ、KAC URX4タイプ・ハンドガード12インチモデル。
ハンドガード7面に、M-LOK装備。
MAGPUL MOE SLタイプ ストック

MUR MOD.C ライトウエイトCQB
MOD.C ライトウエイトカービンのアウターバレルを10.5インチ、ハンドガードを
10インチに短縮したモデル。

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細身で握り易いアルミ製ハンドガードはフリーフロートで、実銃でのガスブロックやガスチューブも、しっかり再現されていて見栄えも良いです。

左右側面と底部はM-LOK規格の孔が敷き詰められていますが、残念ながら斜め部分の孔はM-LOK規格ではありません。

まあ、そこまで使いこなすヘビーな装備はしないでしょうけど。

斜め部分も使うから全部M-LOKが良い!と言う方は、 MUR MOD.Cの方を選んで下さい。こちらは7面全てM-LOK規格の孔になってます。

アルミ製アウターバレル先端のフラッシュハイダーは六角イモネジで固定されています。

取り外すと14mm逆ねじになっているので、対応するサプレッサー等が装着出来ます。

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フロント・リアサイトはマグプルMBUSタイプで、どちらも樹脂製です。

フリップアップ式で、フロントサイトは上下の調節をする事が出来ます。

勿論トップレイルから取り外す事も出来ます。

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フロント・リアサイトは折り畳んだ状態でも、ピストルタイプのアイアンサイトとして使用出来ます。

リアサイトはビープホール式で、前後2枚のパーツがくっついた状態が精密射撃用で、ビープホールの孔は小さくなっています。

ビープホールの前側のパーツを前に倒すと、大きい孔になり近接射撃用になります。

リアサイトは左右両側にある調整ダイヤルを回すことで、左右の調整が出来ます。

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レシーバーエンドプレートは、しっかりCQDタイプ・スリングマウントです。

マグプル CTRタイプ・ストックは6ポジションで、ストックチュープにバッテリーを挿入します。

今回は SFA 7.4V 1000mAh リポバッテリーを使用しました。

バッテリーのコネクタはT型コネクタですが、国内で一般的なミニコネクタ変換アダプターも付属しているので安心です。

ただバッテリーと長いコードをストックチューブ内に綺麗に納めてフタをするのは、バッテリーの大きさによっては大変な作業になります。

まあ、ストック内側とストックチューブの間に配線を挟まない様に気を付ければフタをしないという手もあります。

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ストックチューブのフタをせずに運用するなら、ストックを外さずにバットプレート部分の2つのネジを外し、ラバー製のバットプレートを取り外してバッテリーを交換する事が出来ます。

また付属の小型キャップをはめてしまえば、ラバー製バットプレート無し仕様に出来るので、よりバッテリー交換が楽になります。
(上の写真では、2つのネジをはめ直すのを忘れてます)

先ほども書きましたが、ストックチューブにフタをしない場合は、ストックを伸ばしたり縮めたりする時に、バッテリーの配線を挟まない様に気を付ける事が必要です。

これは、同じバッテリー収納方法の電動ガン全てに言える事なのですが。

エアガンレビュー アークタウラスArcturus MUR MOD.Bライトウエイトカービン

ピクトグラム表示のセレクターは、アンビタイプ。普通の電動ガンのセレクターはただの電気的スイッチを切り替えてるかの様に何の抵抗も無く、軽くスイ~っと動きますが、このセレクターはセイフティ位置からセミオート位置に切り替える時にコリコリッとした感触があり、良い意味で切り替えてる感があって良いですね。

マガジン・リリースボタンもアンビタイプですが、左側のボタン操作の場合だけマガジンをキャッチしているレバーの動きが小さめで、ロック解除がややスムーズさに欠けますね。

右側のボタン操作は問題なしです。

トリガーガードはグローブをした指でも、トリガー操作がし易い様にトリガーガードの内側が広くなる様な形状になっています。

トリガーは、マイクロスイッチが装備されています。

グリップのフロントストラップとバックストラップは交換用のパーツが1つずつ付属しています。

バックストラップは、下にスライドさせて差し替えるだけで簡単に交換出来るので大きいタイプに交換してみたら、妙にピッタリはまってしまって容易に取れなくなってしまいました。

なのでそのままにしてます。

フロントストラップはグリップ自体を外さないと交換出来ない様なので今は交換を断念しています。

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マガジンはPMAG GEN M3タイプの300連ゼンマイ巻き上げ式多弾数マガジン。

作動は全く問題ないのですが、純正のくせしてマガジンハウジングのサイズと合っていないのか、横方向にグラグラします。

たまたまG&G製のマガジンが合うと小耳に挟んでたので、早速手持ちのG&Gスチール製マガジンで試してみると本当にサイズがピッタリでリリースボタンで自重落下したりもしました。

ついでに他のマガジンも試してみると、LONEXポリマーマガジンはサイズがピッタリですが自重落下しない程度に、僅かにきつい。

S&T製スチール・マガジンは緩くて横方向にグラグラしますが純正マガジンよりは良いです。

射撃は全てのマガジンで、問題ありませんでした。

と言うことで射撃には問題ありませんが、グラグラする純正マガジンが気になる場合は、他メーカーの電動スタンダードM4マガジンを試してみるのも良いかも。

相性の悪い物も有るかもしれませんが、互換性の幅は広そうです。

エアガンレビュー アークタウラスArcturus MUR MOD.Bライトウエイトカービン

チャージングハンドルを引くと、ダミーボルトのカバーがホップアップ調整ダイアルが見える程度に開いて、そのままホールドします。

ダミーボルトカバーが開いたままホールドするのは、普通の廉価モデルには無い装備です。

ホップアップ調整ダイヤルは回し易く、調整は楽でした。

アンビタイプのボルトリリースボタンを押すと、ダミーボルトカバーがパチンと金属音を響かせながら閉じます。

 

実射


アークタウラス MUR MOD.B ライトウエイトカービンは、レシーバーがナイロンファイバー強化ポリマー製で、重量は軽いですし十分な剛性感があるので、ザラザラした光沢のある樹脂的な質感を気にしなければとても扱い易いSR系カービンだと思います。

ハンドガードも細くて持ち易いです。

特質すべきはマイクロスイッチ搭載によるトリガーフィーリングの向上ですね。

マイクロスイッチは今までのトリガースイッチと違って、トリガーを引いていくとパチン!と一気に接点が接触して通電します。

なのでトリガープルのショートストローク化は勿論、トリガーを引くと僅かにトリガーが重くなって、バン!と弾を発射する感じの「撃った感」があります。

セミオート連射時のキレも素晴らしく、激しいトリガープルの連続した動きにも追従してくれます。

フルオートの回転スピードも秒間13発程度で、気持ちよく撃てますね。

これなら台湾製電動ガンで流行りの、電子トリガーでなくても良いかな~って、思っちゃいますね。

マイクロスイッチだと、接点を接触させる度に発生するスパークの放電時間も短くなり、スイッチの寿命も延びるそうです。

弾の飛びも安定感があって、とても良いです。

精度が高くて長い銃身のお陰か、近距離でも遠射でも集弾性能がとても優れています。

実射性能も良く、廉価モデルとは言えないほどの充実装備で単に入門用にとか、軽いから女性にお勧めとかで止めておくのは大変勿体無い、コストパフォーマンスに優れた電動ガンです。

 

アークタウラスMUR  19.4℃ 42%
0.20gBB弾 平均初速    87.8m/s 
1発目  88.0m/s 
2発目  87.4m/s 
3発目  88.0m/s 
4発目  87.6m/s 
5発目  88.0m/s 
アークタウラスMUR  19.4℃ 42%
0.25gBB弾 平均初速    74.8m/s 
1発目  74.6m/s 
2発目  74.2m/s 
3発目  75.6m/s 
4発目  74.4m/s 
5発目  75.3m/s 

 

エアガンレビュー アークタウラスArcturus MUR MOD.Bライトウエイトカービン
エアガンレビュー アークタウラスArcturus MUR MOD.Bライトウエイトカービン

距離 12m 半径2cm刻みの円 0.25gBB弾 
セミオート10発

 

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