「コスタ撃ち (Cクランプ・グリップ)」
アメリカ沿岸警備隊員の経歴を持つ、タクティカル・インストラクターのクリス・コスタ氏が提唱して近年注目されている射撃スタイルで、アサルトライフルを使用する際に行う銃の構え方の一つ。
ハンドガードを握る腕をなるべく伸ばして、真横からハンドガードをガシッと掴む構え方で、照準が素早く出来て射撃姿勢が乱れ難いとされています。
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電子トリガーユニット電動ガン
可変ホップアップシステム
全長 725mm(伸長時807mm)
重量 2,570g
装弾数 180発
価格 46,000円 (税別)
この銃の特徴 |
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〇スマホからBluetoothで射撃モードを設定出来る最新電子トリガーユニットを搭載 |
〇プリコック等多彩な射撃設定 |
〇剛性感と綺麗な質感を併せ持つフルメタル仕様 |
アメリカの銃器メーカー Aeroknox社の正式ライセンスを取得し、ギアボックスに最新電子トリガーユニット・Eshooter kestrel V2を搭載してモデルアップされたのが、ダブルイーグル Aeroknox AX//15です。
そのスタイルは質実剛健なミリタリー的アサルトライフルではなく、お洒落でエレガントな民間タクティカル・シューティングマッチ用的な、壁掛けにしておきたくなる程に美しいライフルです。
ダブルイーグル製AX//15はフルメタル仕様で、アルミ製レシーバーの質感は塗装仕上げのムラも無く綺麗です。
ホワイトのマーキングもリアルに再現されています。
レシーバーの再現性は、さすがライセンスモデルと言える高さですが、唯一エジェクションポート内のダミーボルトカバーがのっぺりした形状なのが惜しい。
まあ、これは内部構造的に難しそうだし他メーカーのAR15系電動ガンでも、皆似たり寄ったりな状況なので文句は言いますまい。
アッパーレシーバーでの、エジェクションポート・カバーやボルトフォアード・アシストノブが省略されたスタイルは、とてもシンプルで新鮮です。
これがミリタリー感を消してる要因の一つでしょうね。
M-LOK仕様の10.5インチ・アルミ製ハンドガードもAeroknoxオリジナルを忠実に再現していて、とても美しい。
ハンドガード真ん中より、やや前方部分はトップレイルが取り除かれていて、元々細身で握り易いハンドガードが、更にガッチリ握り易くなっています。
これは、「コスタ撃ち用の為」とも思える絶妙な仕様です。
トップレイルが取り除かた部分には、M-LOKの孔が開けられているので対応アクセサリーを装着出来ますし、窪みを利用してフラッシュライト等のリモートスイッチを貼り付けても良いですね。
ハンドガード内部には、実銃でのガスブロックとガスチューブが再現されていますが、ガスブロックはハンドガード底部からネジで固定されているので、バレルは完全なフリーフロート仕様では無い様です。
ハンドガードを握った際に、もう少し引っ掛かりが欲しい時は、付属のM-LOK用樹脂製グリップパネルをハンドガード両側に取り付けると、しっかり握れてる感がアップします。
このグリップパネルもAeroknox製を再現しています。
パネル取り付け用のネジは、M-LOK簡易タイプ(と呼ぼう)。
ハンドガード左右にはQDスリングホールが装備されているので、簡単にQDタイプのスリングが装着出来ます。
バレル先端には、BUTTERFLYタイプのマズルブレーキが装着されていますが、プリントされている文字も、寸分たがわぬ正確な物です。
イモネジで固定されているマズルブレーキを外すと、14mm逆ネジになっているので、対応アクセサリーを装着出来ます。
写真は、マルイ製フルオートトレーサーになります。
フロント・リアサイトは、樹脂製フリップアップ式のマグプル・MBUSプロ タイプでダイアルを操作する事で、フロントサイトは上下の、リアサイトは左右の調節をする事が出来ます。
またリアサイトのビープホールは、前部のパーツを倒す事で精密射撃用から近接戦闘用に切り替える事が出来ます。
フロント・リアサイトは、折り畳んだ状態でもエイミングが出来るピストルタイプのオープンサイトが備わっています。
最近は、このタイプを良く見かけますよね。
ストックは、IMI DEFENSE社製TS2タクティカルストック・タイプ・・・と言うか、形状からバットプレートの模様まで完璧にオマージュ。
リトラクタブル・ストックは、ストック・リリースボタンを押しながら6段階に長さを調節する事が出来ます。
ストックを一杯に伸ばしてから、ストック・ロックレバーを一番下まで押し下げると、ストックを引き抜く事が出来ます。
バッテリーは、7.4Vか11.1Vのスティックタイプ・リポバッテリーをブァッファーチューブ内に収納します。
接続端子はT型コネクタですが、国内で一般的なミニコネクタ用変換アダプターが付属しているので安心です。
ただしブァッファーチューブの収納スペースは狭いので、バッテリー本体は収まったとしても配線がゴチャゴチャと収まりきらない事も。
まあそれでも、取り付けたストックを縮めずに伸ばしたままにしておけば、問題ないですけどね。
ロアレシーバーを見ると、特徴的なテイクダウンピンとアンビ・セレクターレバー、BATTLEARMS社BADタイプ・マガジンリリースボタン、スケルトン・ストレートトリガー、トリガーガード内側スペースが拡張されたレシーバー一体型トリガーガード、Aeroknox オリオン・グリップと、カスタムパーツが満載。
マガジンは、マグプルGEN M2窓付きタイプで装弾数は180発。
BB弾の装てんには、BBローダー必須です。
プリントのダミーカートとスプリングが見えて、一応実銃の雰囲気出してます。
チャージングハンドルを引くと、ダミーボルトカバーが後退しホップアップ調整ダイアルが操作出来る位に開いて、ホールドオープンします。
ホップアップ調整ダイアルは、同軸ドラム式でクリック感は無いですが、適度に軽い操作感で回し易いです。
実銃でのボルト・リリースボタンを押すと、ダミーボルトカバーが前進して閉鎖します。
電子トリガーユニット「Eshooter Kestrel V2」の各設定は、説明書のQRコードからダウンロードヘージに行ってアプリをインストールし、銃とスマートホンのBluetooth接続で行います。
銃にバッテリーを接続した状態でアプリを起動して、まずは「ダッシュボード」を見ると、現在の銃の状態等が表示されます。
設定画面では、射撃時の各種設定が行えます。
先ずは、セレクター設定から。
SAFE設定→セレクターがセイフティ位置での射撃モード設定でセイフティ固定です。
SEMI設定→セレクターがセミオート位置での射撃モード設定
〇SAFE→セイフティ
〇SEMI→セミオート
〇AUTO→フルオート
〇BURST→バーストショット
〇AUG →トリガーを浅く引くとセミオート、深く引けばフルオート
〇BINARY→トリガーを引いて1発、戻す時1発発射する
〇SNIPER→トリガーを引いて戻す時に1発発射する
この7種類から選択
AUTO設定→セレクターがフルオート位置での射撃モード設定
設定内容はSEMI設定と同じ
BURST→バーストショット・モードでの発射数を3~10発で選択
トリガー感度→トリガーをどれ位引いたら弾を発射するかを5段階から選択
(トリガーの可動域自体は変わりません)
プリコッキングモード→プリコッキングするかしないかの設定
プリコッキングブースト→プリコッキングする程度を3段階から設定
発射サイクルコントロール→フルオート時の発射サイクルを7段階で設定。通常の発射サイクルから遅くしていく事が出来ます。
リアルカウントモード-30発→30発で作動が止まり、マガジンを抜き差ししないと銃が作動しません。
そして、スマートホンが無くてもセレクターをSAFEポジションにして、トリガーを10秒間引き続けると設定をリセットする事が出来ます。
AX//15はフルメタル仕様で剛性感がありますし、適度な重量感と握り易い細身のハンドガードで取り回しが良く、民間用のスタイリッシュでカスタムチックなAR-15と言う事で、所有する満足感も高いです。
ややデザイン優先的なセレクターやグリップの扱いに慣れが必要ですが、見た目のインパクト程の扱い難さではないかな。
射撃時の作動音も、かん高くて少しノイジーですが、プリコッキング設定にすれば随分と個気味良く切れのいい撃ち心地に変化します。プリコッキングって凄いんですねえ。
感度設定は有るものの、比較的長めのトリガーストロークも気になりますが、バイナリーモードやAUGモードで巧みにトリガーを操るには、ある程度のトリガーストロークは必要なんでしょう。
弾の飛びは、今回ホップアップ系で泣かされた感じで、0.25gBB弾では適正ホップに出来たり出来なかったりで0.20gでの集弾性テストになりました。
それでも、この個体はホップアップが不安定で、縦方向に集弾の乱れが見られますね。何か不都合が発生してるのかな?
例のコスタ撃ちですが、とても良いあんばいに楽しめます。
エイミング中に、ハンドガードをガシッと握っている手が目障りになる事はありません。
何故か急に、自分がプロっぽくなった錯覚さえ感じさせる程に、妙にキレのある動きになっちゃうのは、どうしてだろう?。
距離 12m 半径2cm刻みの円 0.20gBB弾
セミオート10発
DE Aeroknox AX//15 | 21.9℃ 47% |
0.20gBB弾 平均初速 | 88.2m/s |
1発目 | 88.8m/s |
2発目 | 88.8m/s |
3発目 | 88.4m/s |
4発目 | 87.5m/s |
5発目 | 87.3m/s |
0.20gBB弾の初速は、適正ホップ時の数値です。