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クラウン ワルサーPPK/Sを撃ってみた!10才以上向けエアガンの性能と魅力

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実銃のお話し

実銃ワルサーPP  

ドイツのワルサー社は1929年、警察用自動拳銃として「ワルサーPP(Polizei Pistole=警察用ピストル)」を開発しました。この銃は、引き金を引くだけで発射できる「ダブルアクション」機能を持ち、当時としては非常に革新的でした。

実銃ワルサーPPK

 

その後、スーツを着た私服刑事でも携帯しやすいように、PPを小型化した「PPK」が登場します。PPKの「K」は「刑事(Kriminal)」または「短い(Kurz)」の略とされます。

このPPKは、イアン・フレミングの小説『007 ドクター・ノオ』で、ジェームズ・ボンドが上司「M」の命令で使用銃をベレッタからPPKに変更したことで一躍有名になり、映画の影響でアメリカでも民間市場で人気を得ました。

しかし、1963年のケネディ大統領暗殺事件を機に、アメリカでは小型拳銃の規制が強化され、1968年の「銃規制法(Gun Control Act)」で、PPKはサイズや重量が基準をわずかに満たさず輸入できなくなってしまいます。

この問題に対処するため、ワルサー社はPPKのスライドにPPのやや大きいフレームを組み合わせた「PPK/S(Sは“スポーツ”の略)」を開発し、1969年に販売を開始しました。

さらに1978年からは、アメリカ・アラバマ州のレンジャー・マニュファクチャリング社が、ワルサー社の正式ライセンスのもと、PPKおよびPPK/Sの現地生産を行うようになります。

〇データと銃の特徴

クラウンモデル WALTHER PPK/S

10才以上用コッキングエアガン

固定ホップアップシステム

全長   156mm 

重量   159g

装弾数     10発(リザーブタンク16発)

価格    3,980円 (税別)

この銃の特徴
〇UMAREX製を国内仕様にしたモデル
〇ハイランクエアーコッキングガンと言う新ジャンル
〇固定ホップで弾を選ぶが、ホップが合う弾なら飛びは良い

 

 

 

 

〇外観レビュー

元箱にはUMAREXの文字とMADE IN KOREAとあります。

UMAREXはドイツに本社を置く国際的なトレーディング企業でエアガン等も製造販売しています。

実銃メーカーのライセンスも多数保有している会社ですね。

Waltherのライセンスも取得しているので、リアルと言う意味で「ハイランクエアーコッキング」と言う新しいシリーズを出したのかな?

確かにマット仕上げの外観に刻印もリアルで、質感はとても良いですね。

まあ、スライド右側面はレーザー刻印なんですが。

ここで、マルゼンのPPK、PPK/Sと比べてみました。

真ん中がクラウン製、右がマルゼンPPK/S、左がマルゼンPPKです。

クラウン製はフィンガーレストタイプのマガジンバンパーが無いです。

グリップはPPK/Sサイズですが、形状はPPKみたいで、混ざってる感じ。

スライドの「WALTHER」のバナーが、やたら大きいのはご愛きょうか。

フレームにはパーティングライン(成形痕)はありますが、細くて薄い。

トリガーガードも別パーツで質感は良いです。

シンプルなフロント、リアサイトは、時代を感じさせますね。

スライドトップには、反射防止のセレイションが再現されています。

スライドに装備されているセイフティレバーは、リアル作動します。

流石にデコッキング機能はありませんが、コッキングした状態でレバーを下げると、セイフティ機能が働いてトリガーを引いてもスカスカになり、撃てなくなります。

エジェクション・ポートはモールドなので、スライドを引いても開きません。

マガジンは細くて軽いですが、マガジンキャッチ・リリースボタンを押すと、自重でスルスルと抜けてくれます。

マガジン先端は、銃本体部分と干渉するためか、細くなっています。

マガジンの装弾数は10発ですが、マガジン背面からリザーブタンクに16発装填する事ができます。

10発撃った後にマガジン・フォロワーを下まで下げてロックしてからマガジンを振ると、リザーブタンクからスリットに弾を装填する事が出来ます。

〇実射性能

質感の良さと、持った時の軽さのギャップが凄い。

グリップは細身にデザインされていて、軽さも手伝って握りやすい。

銃全体も細い。

トリガーの切れは、多少粘りを感じるけど、プラスチック多用のコッキングエアガンだとこんな物かなと言う感じ。

弾の飛びですが、最初にマルイ製ファイネストBB0.12gを使って撃ってみると、ホップが効きすぎて撃った瞬間に舞い上がっていく。

これは全然ダメでした。

次に付属のBB弾で試してみると、かなりホップが弱められて多少ローリングするも、使えそうなレベルに落ち着いてくれました。

固定ホップだけに、使用するBB弾で実射性能の印象がかなり変わってきますね。

もし弾の飛びが、ビュンビュン暴れまくったら、BB弾を変えてみるのも手かも。

まあ、付属のBB弾で8mの集弾テストでも、かなり下方に狙点修正して撃ちましたが・・・。

新しい「ハイランクエアーコッキング」は質感の良い10才以上用エアガンです。

ただ、PPK/Sは特にコンパクトなだけに、余計に軽くて銃を持った時にチープ感があるのはしかたないかな。

因みに、全弾打ち尽くした時にスライドストップはしません。(スライドストップ・シリーズではないので)

 

距離 8m 半径2cm刻みの円(横幅がA4サイズ) 

0.12gBB弾10発

(注:距離8mでは、コピー用紙を貫通出来ません)

クラウン ワルサーPPK/S  28.9℃  47%
0.12gBB弾 平均初速    42.47m/s 
   
1発目  42.46m/s 
2発目  42.72m/s 
3発目  42.32m/s 
4発目  42.60m/s 
5発目  42.25m/s 
   
計測機G-FORCE BB POWER TESTER     XCORTECH X3200  

 

 

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