

G&G GTP-9 ブローバック・ガスガン
ブローバック ガスガン
可変ホップアップシステム
全長 220mm
重量 770g
装弾数 22発
初速 平均73.4m/s (0.2gBB弾)
価格 20,460円 (税込)


G&Gアーマメント社は2001年に設立された台湾の
大手トイガンメーカーです。
G&Gと言えば、コストパフォーマンスに優れた電動ガンを作っている
と言うイメージしか無いのですが
ガス・ハンドガンも、ガバメント・タイプやベレッタM92タイプ等
数種類作られています。
ただ、今のところ日本仕様が入手出来るのはGTP9のみの様です。
GTP9はG&Gオリジナル・デザインの架空銃で
独特な直線基調のポリマーフレームオート的なガスガンです。

ポリマー樹脂製のスライドとフレームは、ザラザラとして
艶もあり、プラ感が強いのですが
グリップ部分だけは質感が変わり、艶も消されています。
このGTP9はスライド黒色/フレーム黒色の、黒/黒仕様なのですが
色違いのバリエーションが数タイプあるので
ポリマーフレームオート的に楽しむなら黒/グレイ仕様でも
良かったかなと思ってます。
日本に入って来るかは不明ですが、現在ではスライド形状の
違うバージョンや、奇抜なカラーな物までバリエーションが
増えているので面白そうです。
刻印類は、スライド左側にG&Gの物が入っていて、スライド右側は
何もありません。

スライドには、かなり長めのスリットが開けられ、金属製の
アウターバレルが覗いている、独特のスタイルが斬新です。
これはやり過ぎだろー!って言う位開いてます。
前後のセレイション(滑り止め溝)も、彫りの幅が広い
独特の形状をしています。

アウターバレルはスレッデッド・バレルで、マズルキャップを
外すとネジがあるのですが、国内では見かけない12mm逆ネジ
仕様になっています。
別売の14mm逆ネジアダプターを使えば、手持ちの
サイレンサー等が装着出来ます。

GTP9で一番独特だと思ったのがリアサイトで、一見
ノバックふうなのですが、サイティングしてみると
窪みの中が広い・・・と言うのか。
実際は写真より、フロントサイトは大きく見えるので
フロントとリアのホワイトを面一にすれば、狙いは
定まるので良いのですが
こんなの初めてなので慣れないと、素早く出来ません。
ホワイトの塗りも、なんか雑ですし。

セイフティはトリガーセイフティとマニュアルセイフティの二つ。
マニュアルセイフティはクロスボルト式で、左を押し込んだら
右側が出るってやつですね。
左側を押し込んだらセイフティ・オンで、右側に出たボタンを
押し戻せば解除になります。
スライド・リリースレバーはアンビ(両側)のロングタイプで
使い易いです。

トリガーセイフティは、マルイ製グロック17と比べると
セイフティ部のバネが若干強めに感じます。
指先のちょっとした感触ですが、トリガープル時の
セイフティ部分の指への当たりが、マルイの方が比較的
自然な感触ですね。
GTP9の方は、セイフティの存在を感じます。

マガジン・リリースレバーもアンビタイプで、左右どちらからでも
押し下げれば、マガジンがスルスルと抜けていきます。

バックストラップは2種類付属しているので、好みで
交換出来ます。
グリップは、シンプルな形状の割には握り易いですが
バックストラップを好みに合わせる事で、さらに
フィーリングがよくなりますね。。

それぞれのバックストラップの底面には、ホップアップ
調整ツールが収納されています。
一度押し込むと、ぴょこんと出てくるので引っ張り出します。
そして斬新にもマズルからツールを突っ込んで
回して調節します。
説明書によると、120段階調整出来るそうです。
ツールを収納しているので、何時でもホップアップ調整が
出来て便利です。ホップアップ調整したくなったら、サッと出して
チョチョっと素早く調整出来ます。

フレームにはアンダーマウントレイルを装備しているので
ウエポンライト等が装着可能です。

ダイカスト製マガジンの装弾数は22発。
リップ部分からBB弾を装てんしますが、KSC製マガジンの様に
マガジン・フォロアーを、一番下げた状態で固定出来るので
装てんが楽に出来ます。
難儀なのがガスの注入で、国産のガスガンの様に
ガス注入時にシューと言う音がしません。
説明書によると、10~20秒注入推奨とか
マガジンが温かいと十分注入出来ないので
ガスを放出させて冷やせ等、ちと面倒ですね。

ホップアップ調整はマズルから出来るので、メンテナンスの時位しか
通常分解する事は無いですが、スライドを外す方法はエアガンの
グロツクと同じで、マガジンを抜き、一度コッキングしてハンマーを
起こしてからテイクダウンレバーを下げると、スライドがスルスルと
前方にぬけます。

実戦派の方は、GTP9を納めるホルスターがあるか
ご不安でしょうが、ちゃんとあります。
こちらは、AMOMAX製 USP-VP9-GTP9用ホルスター。
実射
GTP-9はハードケースに納められて、ケース内には説明書と
弾速証明書が同胞されてます。
グリップを握った感じはUSPとかグロツクの様な四角い
イメージなのですが、握り難いほどの厚みは無くて、バックストラップも
交換出来るので、中々良い握り心地です。
スライドやマガジン・リリースレバー、セイフティ等の操作系の
動きは最初からスムーズで、渋さは感じられません。
滑らかなスライドを引いて離すと、アウターバレルが金属製の
お陰か、パチンという閉鎖音が心地良い。
ブローバックは別段強力という訳ではないですが、淡々と撃てる
感じですね。
弾の飛びは、独特のホップアップ・システムの躾が素晴らしいのか
フラットな弾道を見せます。
多段階調整のお陰なのか。
集弾性も良く、実射性能は凄いです。
操作性と実射性能は文句なしなので、後は灰汁の強い
オリジナル・デザインを受け入れられるかどうか・・・かな。

距離 10m 半径2cm刻みの円 0.20gBB弾10発
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