
S&T MK46 MOD.0 スポーツライン
フルオート電動ガン (フルオートのみ)
可変ホップアップシステム
全長 845~920mmストック伸長時 (実測)
重量 約4.0kg (実測)
装弾数 2000発 (音感センサーボックスマガジン)
価格 38,500円 (税込)


1982年にアメリカ軍に制式採用された5.56mm軽機関銃M249を小型軽量に
した派生モテルがM249 SPW (特殊用途火器)で、SPWを更に改良したモデルが
MK46 MOD.0になります。
軽機関銃M249(ミニミ軽機関銃)の特徴的だったキャリング・ハンドル等が
取り除かれ、短銃身になりハンドガードに20mmピカティニー規格の
マウントレイルが装備されました。
給弾は5.56×45mmNATO弾の弾帯給弾式で、通常は200発のプラスチック製か
布製弾倉を使用します。

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銃を箱から出して先ず、する事は本体へのストックの装着ですが
固定する2本のピンが猛烈に固く、ただでは入ってくれません。
なのでプラスチック・ハンマー等でコツコツ慎重に、かつ思い切り打ち続けます。
まあ、ピンが緩くて装着部分が、ガタガタになるよりはマシかな。

中国製 S&T MK46 スポーツライン(廉価モデル)は、全身ほぼ樹脂製なのですが
ナイロンファイバー製のザラリとしてマットな質感は、チープさを感じさせません。
ひと昔前の廉価プラスチック・エアガンとは、剛性感もまるで違います。
レシーバー左右にある刻印・・・じゃあなくてプリントは、リアルですね。

フラッシュハイダーも樹脂製なので金属的なエッジが効いてる感が無いのは残念。
アウターバレルはアルミ合金製で先端は14mm逆ネジ仕様になっていますが
ハイダーを固定するピンとかネジはありません。
早速マルイ製ナイツタイプ・プロサイレンサーを装着してみました。
なかなかワイルドな感じに見えます。

実銃のMK46は、簡単にバレルが脱着出来る構造になっているのですが
S&T製 MK46も、それを上手く再現しています。
バレル付け根部分にあるバレルロッキングレバーをグイっと押し込むと
ポンッとバレルがバネの力で少し抜け出るので、そのまま前に引き抜けば
アウターバレルとインナーバレルが外せます。
まあ、撃ちまくると直ぐにバレルが痛んで交換が必要な実銃と違って
エアガンには必要ないシステムですが、実銃の雰囲気を楽しむには最高ですねえ。
バレルを抜いた後には、大きなアーチを描いている、MK46MOD.0独特のハンドガードが。
マウントレイルだらけなのが、何とも。耐久性が心配になります。

折りたたみ式のバイポッドは、勿論樹脂製。
ん~荒く使うと折れそう。(分かりませんが)
ハンドガードがマウントレイルだらけで持ち難いので、ハンドガード底部のレイルに
フォアグリップでも付ければ良いと思ってましたが、バイポッド収納時は
マウントレイルが塞がってしまうんですよねえ、残念。

フロントサイト、リアサイト共樹脂製なんですが、ビープホールタイプのリアサイトは
上下左右の狙点修正が出来る、フルアジャスタブルタイプで
調節ダイヤルもクリック感があって使い易いのですが、まあ・・・これだけ
マウントレイルが付いてたら、光学サイト使っちゃいますよねえ。

米軍御用達と言えば、Trijicon ACOG TA01タイプ。
やはりこういった堅牢なタイプの光学サイトが似合います。

ストックは、M4カービンの様なテレスコピック・タイプの伸縮ストックで
バットプレート部には、ワイヤー式のショルダーレストが再現されています。
ショルダーレストは、実銃でバイポッドを使ってフルオート射撃を行った時に
ショルダーレストを上から肩に押さえつける様にして、肩に当てたストックが上下に暴れる
のを防ぐ物。また射撃中でなくても、肩からストックがずり落ちるのを防ぎます。


グリップは、シンプルな形状ですが握り易いですね。
セイフティはクロスボルト式なんですが、動きが軽いし節度感が無いですね。
左側から押し込めばセイフティになり、トリガーがロックされます。

レシーバー上部のトップカバーを開けるとメカボックスの前方に
ホップアップの調節ダイヤルがあります。

バッテリーはS&TのM249用8.4V 1100Ahニッケル水素バッテリーを
使いました。
バッテリーの収納がメカボックス後部の僅かなスペースしかないので
この小型バッテリーでも、雑に入れるとトップカバーが閉まりませんでした。


さて、今回のS&T MK46 MOD.0スポーツラインの肝であります
2000発音感センサー付きボックスマガジンですが、これは電動でゼンマイを
巻上げてくれる、多弾数マガジンのでっかい版みたいなもんですね。
実銃のMK46では、軽量化のために取り除かれてしまったSTANAGマガジン装てん部
(M249でもSTANAGマガジンを使用すると弾の装てん不良が多発したため
弾帯が使用出来ない等の緊急時以外は使われなかった。) に給弾用コイルの
先端部分を差し込んで給弾します。
実銃では無くなった部分から給弾するのは、リアリティに欠けますし
実銃での弾帯装てん部が空っぽっていうのも寂しい眺めです。
因みにSTANAGマガジンとは、NATO加盟国5.56×45mm弾用共通マガジンの事です。
(HK416とかM4等に使われてるマガジン)
ボックスマガジンのチャックを開けると、マガジン底部に電源の単三2本を
収納部分と電源スイッチがあります。
この音感センサー付きボックスマガジンを待ちわびてたS&T製 M249系
機関銃をお持ちの方も多いのでは?
是非単体で購入出来るうちにどうぞ。
Yahoo!ショッピングで音感センサー付きボックスマガジンをさがす

せっかく実銃には無いはずの、STANAGマガジン装てん部があるので
家にあったS&T製 CQB-Rのマガジンを拝借して、MK46に装着してみました。
スッキリしたスタイルで雰囲気が変わりますね。
気分を変えたい時には、若干軽装になって良いかも。
実射
かなり肉付きの良いアサルトライフルと思えば、この図体でも振り回せるか?
しかし、ほぼ樹脂製廉価モデルといえど4kgは重いかな。
バイポッドのお陰でハンドガードは持ち難いし。
また音感センサー付きボックスマガジンは初めてだし、説明書も使い方は
そんなに詳しく書かれてないので迷いました。
電源スイッチの切り替えが、オートと音感センサーとあるので
とりあえずBB弾を投入したらオートでゼンマイを巻き上げてもらい、それが止まったら
音感センサーにして撃ってましたが、まあ不都合なく撃てたので
これで良いのでしょう。
トリガーを引くと、やや高音気味のモーター音と共に凄い勢いでBB弾が連なって
飛んでいきます。
計測してみると、秒間19発。実銃が秒間13~14発程度なので
かなりハイサイクルです。
弾の飛びもフラットで真っ直ぐ飛んでいきますし、集弾性も良いので
分隊支援火器で撃ちまくって弾幕を張ると言うよりは、集中砲火の雨を浴びせるって
感じか。
しかもゼンマイを巻く煩わしさ無く2000発撃てるのは、凄いです。
まあ、一気に2000発撃てるかは知りませんが。
試しにS&T製 CQB-Rのマガジンでも撃ってみましたが、問題なく
使えたので、時にはこれで運用するのも面白いです。
このマガジンでも300発撃てますからね。(ゼンマイの巻き上げは手動ですけど)
軽機関銃好きな方には、お勧めです。
ランボー的に機関銃を使いこなせたら、カッコイイですがな。
S&T MK46 MOD.0 | 27.6℃ 75% |
0.25gBB弾 平均初速 | 79.7m/s |
1発目 | 81.7m/s |
2発目 | 80.9m/s |
3発目 | 78.6m/s |
4発目 | 78.4m/s |
5発目 | 78.7m/s |

12mの集弾性テストは、フルオートしか無く、しかもハイサイクルなので単発で
撃つのが難しく、2~3発射撃になっちゃってるので少し不安定かな。

距離 12m 2cm刻みの円 0.25gBB弾
2~3発発射で 10発程度
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