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実銃のHRTスペシャルは、FBIの人質救出チーム Hostage Rescue Teamが採用した カスタム45オートです。
カナダのパラオーディナンス社(現在は、パラUSA)が開発した、ダブルカラム(複列) マガジンを使用するハイキャパP14をベースに、レスベア社が作り上げた銃なのですが実際は、FBIから発注された半分にも満たない数しか納入できず、銃自体にもトラブルが出てきて、ちと残念な結果になってしまっています。
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ブローバックガスガン
固定ホップアップシステム
全長 220mm
重量 1、055g
装弾数 26発
価格 35,700円 (税別)
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ウエスタンアームズのマグナ・ブローバックは、皆さんご承知のとおり重いスライドを力強くブローバックさせる事で、ガツンとくるリコイルショックを味わえる、国産の中でも強力なシステム。
そのマグナブローバックは、例えばウエスタンアームズの主流となっているガバメント系なら、すべてイコールコンディションすなわちスライドのサイズが同じならどの銃でも、多少の個体差はあっても撃ち心地は同じですよねえ。
ただし例外があって、ハイキャパシティマガジンを使用する「SVI」シリーズや「STI」シリーズは、さらに強力なリコイルショックを味わえるとのこと。
実銃では装弾数が多い、分厚いハイキャパマガジンは、エアガンで言えば装てん出来る「ガス」がハイキャパな訳で、いくらでもお使いなさいと言わんばかりに、さらに強力なリコイルショックを発生させているのです。
実際に撃ってみると確かに、重くてガツンとくるブローバックがさらに強力になってるのが分かります。
つまりパイキャパマガジンを持つガバメントは、通常のシングルマガジンタイプのガバメントより、さらに強いリコイルショックを味わえるという事です。
でもハイキャパ系のガバってゴッツイんですよね~。
そんな時に目に入ったのがHRTスペシャルなんです。
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ちと、同じタクティカルガンのMEUピストルと比べてみました。
ノバックタイプのリアサイトとか、スリーホールタイプのトリガーとかアンビタイプのサムセイフティとか、横から見た雰囲気は写真右のウエスタンアームズ製MEUピストル中期型によく似ています。
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細かい違いを見てみると、スライドのセレイション(滑り止め溝)の形状がMEUピストルは間隔のひろい、シンプルな直角な溝タイプですがHRTスペシャルは、感覚の狭いギザギザなタイプになっています。
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HRTスペシャル最大の特徴が、ハイキャパマガジンを納めるために膨らんだグリップ回り。
フレームからグリップにかけての、膨らんでいく形状がなんとも好きなんですが 如何?
グリップパネルは実銃用の純正品。
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ん~なんとも太いグリップ。指の短い私は若干持ち難さを感じますがグリップ前面に、細かく綺麗に刻まれたチェッカリングの効果もあってか、見た目ほどではありませんね。
チェッカリングといえば、手作業で綺麗に仕上げられたカーボンブラック素材のHRTスペシャルは、国内大手メーカーの中では最高ランクの美しさ。
その分値もはりますが、それだけの価値はあると思います。
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スライドの刻印類は、刻印機でくっきりと刻まれてます。
最近はレスベア刻印が入る様になりましたね。
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装弾数はシングルカラムタイプ・マガジンより5発位多いだけですが横幅はシングルカラムタイプ・マガジンに比べると倍ぐらい大きいハイキャパマガジン。
私なんかは、グロックとかのダブルカラムタイプ・マガジンとかの方が見慣れているので逆に、シングルマガジンってこんなに細いのか!!って思っちゃいますけどね。
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マガジンリップはプラスチック製って、今では当たり前の様になってますが割と最近まで金属製で頑張ってた所もありますよね~。
まあ金属だとBB弾を痛めてしまう事もあるってことで、それだけ昔に比べてエアガンの集弾性等の性能が向上したのでBB弾への影響にもシビアになった・・・・・という事でしょうか。
写真左は、ウエスタンアームズ製の古いパラオーディナンスのマガジン。
リップはガチガチの金属製。
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スライドのエジェクション・ポートを覗くと、レスベア刻印の入ったメタルチャンバーカバーが。
金属への刻印と、プラスチックへの刻印では味わいがまるで違いますね。
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このメタルチャンバーカバーは、金属製のアウターバレルへと繋がっています。
金属製なので、バレルの途中に改造防止のスリットが入っています。
これだけ金属パーツになっていれば、スライド操作音もかなり良いと思っちゃいますけど スライドはプラスチックなので、そうでもないですね。
同じ様な仕様の、ウエスタンアームズ製V10ウルトラコンパクトは、凄く良い音がするのに・・・・。
![WA ウエスタンアームズ パラオードHRTスペシャルCBレスベア](https://www.airsoftgun-review.com/wp-content/uploads/2021/06/wa-hrt-10-5.jpg)
バレルブッシングはシルバーで、アウターバレルは金属性のシルバー。
インナーバレルは金ぴかで、プロ仕様にしては華やかなバレル回り。
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スライドのノッチ部分には、削れ対策の金属プレートが埋め込まれています。
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フロントとリアサイトは、ホワイトドットタイプ。
1㎏を超える重量は持った時にズシリときますね。
カーボンブラック素材のスライドとフレームは、見た目のリアリティが素晴らしい。
これは業界随一と言っていいほどです。
最近では、よりリアルな雰囲気を醸し出すためにカーボンブラックを黒染めして、スライドやフレームの「角」をポリッシュして色を落とし、使い込まれた風合いを出した「バトルダメージ」や
「ビンテージ・エディション」等がありますが、ノーマルでも十分リアルだと思います。
スライドの操作は、滑らかと表現出来るほどスムーズでスライドを引いている時の感触や引き心地も大手メーカーの中では最高ランク。
ただ、スライドとフレームが嚙み合う部分は、そんなにタイトに作られていないので、銃を左右に振った時などは、多少ガタガタ感がありますね。
まあ、トイガンであまりに隙間無く作ってしまうと、操作や作動に影響が出るのかも知れませんが、もう少しカッチリしたほうが気持ちいいと思います。
ブローバック時のリコイルショックは、期待通りシングクカラムタイプより増大されています。
スライドが後退しきった時のガツンと来る感触が、さらに強くなっていて違いがはっきり分かるレベル。
これは爽快です。
なので、シングルカラムタイプのガバで普通のリコイルショックで行くか多少グリップが太くなるのを我慢して、強烈なリコイルショックを楽しむか。
悩みどころでは、ありますな。
これだけ見た目の仕上げが良いと、コレクターのアイテムとしての色合いが大きいですが、実射性能もなかなかの物を持っています。
ウエスタンアームズさんのガバ系は、固定ホップ一本で通してますがこれが安定した飛びを見せてくれます。
個体差で、飛びの後半でホップの勢いが多少強かったりしますがまあ、BB弾の重さを変えて対応すればいいと思います。
と、実射性能も悪くないので(重量はありますが)、実戦投入してもなんら問題は無いのですが・・・・いかんせん、高額な商品ですので結局コレクターアイテムになっちゃいますよね~。
このHRTスペシャルは、今度はいつ発売されるか分かりませんしもしかしたら、もう出てこないかもしれません。
なので中古市場等で出会う機会があったら、是非このブローバックを体感してみて下さい。
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7m 半径2cm刻みの円 0.2gBB弾10発