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エアガンレビュー AGM M14 (M160A2BK) コッキングエアガン

エアガンレビュー AGM M14 (M160A2BK) コッキングエアガン
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AGM M14 (M160A2BK)

コッキングエアガン

可変ホップアップシステム

全長   1020mm

重量   2,800g

装弾数  37発

価格   7,480円 (税込)
 

エアガンレビュー AGM M14 (M160A2BK) コッキングエアガン
エアガンレビュー AGM M14 (M160A2BK) コッキングエアガン

第二次世界大戦ではアメリカ軍の主力歩兵銃だったM1ガーランドの、重量や装弾数の
少なさ、スコープ等の装着が容易に出来ない等の欠点を改善するために開発され
1957年アメリカ軍に制式採用されたのが、スプリングフィールド造兵廠製 M14です。

しかし1960年代でのベトナム戦争では、今までの戦場とは異なるジャングル戦が
大半となりM14では全長が長くて取り回しが悪く、フルオート時の制御が難しいと言う
欠点が露呈しまた。
またジャングル戦では、高いマンストッピングパワーや長射程での狙撃性能は発揮
出来ずにいました。

そのため当時開発中だった、小口径高速弾を使用しフルオート時のコントロールが
容易で、M14より軽量コンパクトで近接戦闘に優れるM16(AR15)が制式採用されました。

しかしその後、軍事行動が中近東に移り、敵との交戦距離が伸びると再びM14の
長射程精度が注目され、現在ではマウントレイルや伸縮ストック等の近代的装備をした
M14が、狙撃銃やマークスマンライフルとしてアメリカ軍や多くの国で使用されています。

(マークスマン=歩兵小隊と行動を共にし、数百メートル内の狙撃を特別に訓練された
歩兵。 少人数で行動し、より高度な技術を必要とする狙撃手とは区別されます。)

戦争映画にもよく登場するM14ですが、一番印象に残っているのは、1993年に
ソマリアの首都モガディシュで、実際に起こったアメリカ軍とソマリア民兵との戦闘を
映画化した「ブラックホーク・ダウン」(2001年公開)で、撃墜されたヘリコプター、
ブラックホークの搭乗員を守るためにヘリから降下した2名のデルタフォース隊員
のうち、ランディ・シュガートがドットサイトを装着したM14を使用していました。

もう少し近年では、2010年にyoutubeで公開されたCGアニメ映画「Cat Shit One」で
主人公バッキーの相棒ボタスキーが、スコープ・ドットサイト・サプレッサー・
タクティカルライト・レーザーサイト・バイポットをフル装備したM14EBR (Enhanced
Battle Rifle=強化型バトルライフル)を使用しているのが、今時だなと
印象に残っています。
(劇中でバッキーにゴチャゴチャ装着し過ぎと、とがめられるけど)

エアガンレビュー AGM M14 (M160A2BK) コッキングエアガン

AGM製M14(正規の名称はM160A2)は、言ってしまえば夜店露店で売ってるレベル
プラスα。
モナカ構造なのですが、機関部とストック部分は分かれている様です。
ほぼ全身プラスチック製で、一応マットな質感の塗装仕上げが施されていますが
雑に塗装された部分も見られますね。
各部にウエイトが入っているみたいで、ちょっと重量感があるのは嬉しいです。
軽すぎると、それだけで萎えてしまいますから。(個人的感想)

コッキングエアガンなので、コッキング時に大きな負荷が掛かるコッキングレバーは
さすがに金属製が使われています。

エアガンレビュー AGM M14 (M160A2BK) コッキングエアガン

コッキングのスライド量は53mm程度。
コッキングレバーの操作に合わせてダミーボルトも開閉しますが、中に見えるのは
空気圧縮用シリンダーのみ。まあコッキングエアガンなら普通ですが。

コッキングすると、コッキングレバーから伸びるオペレーティング・ロッドの動きも
再現されているので、M14の醍醐味を味わえます。

エアガンレビュー AGM M14 (M160A2BK) コッキングエアガン

アウターバレルは、なんと金属製ですね。その先端には一体成型でプラスチック製の
フラッシュハイダーとフロントサイトが、小さなピンで固定されています。
フラッシュハイダー先端から銃口を覗くと、フロントサイトのちよっと奥ぐらいまで
伸びて来てる、アルミ製のインナーバレルがみえます。

バレル周りは全てモールドですが、見た目の再現性が高く綺麗に見えます。

エアガンレビュー AGM M14 (M160A2BK) コッキングエアガン

リアサイトは、ちゃんと反射防止のチェッカリング加工されてるビープホールタイプ。
右側のダイヤルを回すと、台座ごとサイトが左右に動いて調整出来るのですが
動きが微妙で、怪しい。

左側のダイヤルを回すと、ビープホール部分がニョキニョキと伸びたり縮んだりして
上下の調整が出来ます。

付属する説明書によると、このダイヤルでホップアップの調整が出来ると書かれて
いますが、リアサイトも上下に動き、同時にホップの効きも変わるのはおかしいし
実際操作して撃ってもホップが変わる気配も無いので、説明書が間違ってるみたいです。

まあ、もしリアサイトのダイヤルでホップアップの調整が出来たら、それはそれで凄い
技術ですけれども。

エアガンレビュー AGM M14 (M160A2BK) コッキングエアガン

では何処でホップアップの調整が出来るのかと探してみれば、マガジン挿入口の
前側にホップアップの調整用のダイヤルがありました。

ホップアップの調整ダイヤルは、マガジンを装着したままでも指が届いて
ホップ調節する事が出来るので便利です。

マガジンは実銃と違い、真っ直ぐに差し込むタイプで、マガジンを抜く時は
マガジン後部にある、マガジンリリースレバーをマガジン側に押せばロックが外れます。

マガジンはタイトな装着なので、ロックを外してもスルスル落ちてくる事はありません。
結構引っ張り出さないといけませんね。

トリガーガード前部にはマニュアルセイフティがあります。
中央に穴の開いたプレート状の形で、トリガーガードを貫通しています。
これをトリガー方向に押し込めばセイフティになり、トリガーがロックされます。

エアガンレビュー AGM M14 (M160A2BK) コッキングエアガン

マガジンへのBB弾の装てんは、付属するマルイ製に似たBBローダーで行いますが
当然マガジンの剛性も低いので、フル充填になった所でマガジンの貼り合わせ部分から
ちょっと横に広がります。
その時に装てんが終わったと思って、押し付けて装てんしていたBBローダーを
勢い良く放すと、マガジンに装てんしたBB弾が逆流して勢い良くマガジンから
噴水の様に吹き出ました。(逆流防止のストッパーが弱いのかな?)

その時以来BBローダーを放す時は、ゆっくりそろりそろりと行っています。

エアガンレビュー AGM M14 (M160A2BK) コッキングエアガン

中国製超廉価モデルには ありがちな銃右側ネジだらけ攻撃で、レシーバー部分も
ストック部分も穴だらけ。ん~まあ、もう慣れました・・・。

グリップの手で握る部分は実銃の物より延長されていて、握り易い様な形状に
変えられていて、滑り止めのチェッカリング加工が施されています。

エアガンレビュー AGM M14 (M160A2BK) コッキングエアガン

このM14には3面レイルシステムのハンドガードが付属していて、装着すると
元々ハンドガード底部に装備されているレイルと合わせて、4面レイルが構築できます。

ただ装着方法が、ハンドガード前部の左右にある突起を銃側にある溝にスライドさせて
はめ込み(写真左上)、左側最後部の小さなプラスネジで固定するのみ(写真右上)
という簡素なもの。

なのでハンドガード右側後部は、溝へのはめ込みもネジの固定もなく宙ぶらりん状態。
ハンドガード自体も柔らかく薄いプラスチック素材なので、もし重いスコープを装着した
状態のM14を持って走ったり、荒い扱いで銃の上下動が激しくなればトラブルが
発生しそう。上部と左右のマウントレイルに装着するアイテムは軽量な物が良さそうです。

それと、トップレイルの最後部にスコープを装着して銃を構えてみましたが、それでも
アイリリーフ(スコープを綺麗に覗く事が出来る、目から接眼レンズまでの距離)の位置に
顔を近づける事が難しく、この状態でスコープを使用するのは困難です。
(体勢を崩して無理矢理スコープを覗き込めば使えますけど)

レイルに装着してマウントレイルを増設出来るアイテムも売られていますが
私は所有していないので、スコープは諦めてドットサイトにします。

エアガンレビュー AGM M14 (M160A2BK) コッキングエアガン

あとちよっと残念なのが、ハンドガードを装着するとフロントサイトが隠れて
見えなくなってしまうので、アイアンサイトが使えないという事。

まあハンドガードは直ぐに外せるので、そんな重大な事では無いですが
面倒ですよね。



実射


コッキング操作は雰囲気的に良いですが、連続して引くとなると少し引き難さを感じます。
コッキング自体は、18歳以上用コッキングエアガンとしては特別重いこともなく
普通に重いです。トリガープルの固さや切れの悪さもコッキングエアガンらしく、固くて悪い。

これらはコッキングエアガンなら共通の事なので今更なのですが、凄く残念なのが
射撃時のバィ~ンと言うバネの音。この音が撃つ度に響き渡るのは、なんとも安っぽい。
(実際安いのですが)

その反面、実射性能は意外なほど優秀でした。
イマイチ調整出来てるのか怪しいダイヤルで、適正ホップにすると
癖もなく真っ直ぐな飛びを見せてくれます。

距離12mでの集弾性も、このクラスのコッキングエアガンなら満足出来る物ですね。

あとは一番不安な耐久性ですが、これは壊れてみないと分かりませんし。
まあ、値段相応と思っていた方が気が楽です。

付属品のBBローダーは他のエアガンにも使えるし便利ですね。

付属品と言えば、ドットサイトとフラッシュライトがありますが、これは生産のロットによって
付属しない場合もある様です。

まあ、このドットサイトとフラッシュライトに関しては、ネットのレビューを見る限りでは
ゴミ、もしくはガラクタ相当らしく、銃に取り付けてディスプレイとして飾っておく以外
使い道は無い様ですので、もし購入したAGM M14にドットサイトとフラッシュライトが
付属していなくても悔しがる必要はありません。
ゴミを増やさなくて良かったと思いましょう。

いやいや是非必要と言う方は、購入前に付属しているか確認した方が良いですね。

このAGM M14は銃身長が少し短いショートタイプなのですが(ノーマルタイプはM160B2)
それでも全長は長くて迫力がありますし、そもそもM14だなんて渋過ぎて哀愁すら感じます。

見た目のチープ感と発射時のバィ~ンて音に少し目をつぶれば、安くて性能の良い
コッキングエアガンを楽しめますよ。

AGM M14 M160A2 28.6℃ 59%
0.25gBB弾 平均初速   71.9m/s 
1発目 73.2m/s 
2発目 69.2m/s 
3発目 74.1m/s 
4発目 73.2m/s 
5発目 70.0m/s 

エアガンレビュー AGM M14 (M160A2BK) コッキングエアガン

距離 12m 2cm刻みの円 0.25gBB弾 10発

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