マルシン

レビューで分かる[マルシン M1911A1 デュアルマキシ バージョン2]

マルシン M1911A1 デュアルマキシ バージョン2

 

マルシン M1911A1 デュアルマキシ バージョン2

 

M1911A1 デュアルマキシ バージョン2

排莢式ブローバックガスガン

ホップアップ無し

全長   221mm

重量   710g

装弾数     8発

付属カートリッジ 24発

価格   17,800円 (税抜き)

マルシン M1911A1 デュアルマキシ バージョン2

 

外観レビュー

マルシンのDUAL MAXIシリーズは、国内の数あるエアガンの中でも数少ない排莢式ブローバックガスガン。

すなわち、BB弾をカートリッジに込めて、それをマガジンに装てんする。

弾を発射すると実銃同様にカートリッジ(薬莢)を排出して次弾を装てんする。

リアルな作動を楽しみたいお座敷シューターには貴重な存在なのですがそこはマルシン製。

一癖も二癖もありまして・・・・・・

エアガンとしての性能もモデルによってバラつきがあって、私が試した限りではM1911タイプはイマイチな性能でした。

まあ、それは本体ではなくカートリッジのゴムパッキンが原因みたいでBB弾をカートリッジに装着するのが緩かったり固かったり。

とくに固かった物は、撃っても弾が出ない時がありました。

で、暫くDUAL MAXIシリーズは興味も薄れて放置状態だったのですがいつのまにか「バージョン2」が発売されているじゃあありませんか!!

で、早速レポートします。

マルシン M1911A1 デュアルマキシ バージョン2

今回の一番の変更点はカートリッジでしょう。

左が初代のカートリッジ、右がバージョン2の物。

私は初代のカートリッジはプラスチックにシルバーメッキが施してあるものとばかり思ってましたが、改めて説明書を見てみるとアルミ製と書かれてました。

以前のレポートにもプラスチック製と書いちゃってました。ごめんなさい!!

で、バージョン2はプラスチック製で初代よりも小さくなっているのですが形状的には、DUAL MAXIシリーズの中でも優秀な作動性と安定した命中精度を誇るCz75のカートリッジと同じになっているので、性能的には期待が持てます。

ただ、まんまプラスチックの外観は安っぽさ全開ですがね~。

で、カートリッジにBB弾を装着した感じは、まあまあ固さが均一な感覚でしたので集弾性能は良いかもしれません。

マルシン M1911A1 デュアルマキシ バージョン2

本体の方を見てみますと、艶消し仕上げが施されていて初代より質感が向上していますがあい変らず、小傷は気にならない様で・・・・今回の物にも付いていました。

この辺が「マルシン・クオリティ」と揶揄されてしまうところなのですが私は・・・・・・諦めてます。

スライドの刻印は、初代と多少違いますがイメージ的には、ほぼ同じです。

マルシン M1911A1 デュアルマキシ バージョン2

トリガーはスリーホールタイプ。グリップもブラックなのでアウターバレルと トリガー、そしてハンマーのシルバーがアクセントになってますねー。

マルシン M1911A1 デュアルマキシ バージョン2

フレームのパーティングライン(張り合わせ痕)は綺麗に処理されています。

初代はトリガーガード内側も処理されていましたが、バージョン2では未処理。

まさか担当の方が忘れたとか?  いやいやコストダウンの結果かな。

マルシン M1911A1 デュアルマキシ バージョン2

フロント・リアサイトは金属製。色入れが無いのは少し寂しい。

 

マルシン M1911A1 デュアルマキシ バージョン2

フレームにはアンダーマウントレイルを装備。

早速レプリカながらフラッシュライトを装着。

んー、レイル自体は長いのですが、このライトの場合一杯に押し込んでもマウント部分がレイルに収まりきりませんでした。

スッキリ、きっちり収まらないと気が済まないかたは、装着するライトも選ばなくてはいけませんね。

マルシン M1911A1 デュアルマキシ バージョン2

通常分解は、こんな感じ。やみ雲に分解するとスムーズに出きませんでした。

ちゃんと説明書をみれば、コツがわかってノープロブレム。

組立ても同じ。

ちょっとした注意点があって、それを知らずに組み立ててフレームにスライドが収まらず悪戦苦闘・・・・・説明書を見て解決・・自分の愚かさを知る。

みなさん!!説明書は読みましょうねー!!って、俺かー?!!

マルシン M1911A1 デュアルマキシ バージョン2

そうそう、今回の変更点にホップアップシステムのキャンセルがあります。

チャンバーを覗いてみると、確かにホップアップパッキンが無く、ツルツルのチャンバーが見えます。

マルシンと言えばホップアップパッキンを2つ装備したLD-2システムなんてのもありましたが、ホップアップを無くすとは、さすがマルシン思い切りが良い。

まあ考えてみれば、室内で排莢式ガスガンを楽しむ時に、より遠くに弾を飛ばすためのホップアップなんて装置は必要無いかもしれません。

それよりは、弾道の不安定要素を取り除いてすこしでも近距離の実射性能を上げるのが正解でしょう。

お座敷シューターの私から見たら、大歓迎ですね。このM1911の場合はね・・・・・。

ただ、排莢式ガスガンを実戦で、なんて方はあまり居られないと思いますが屋外で少し距離のある的当て等では、ホップが無いと不満がでそうかな?

カートリッジの紛失とか汚れを考えると、やはり室内での使用をお勧めします。

私なんて室内でも、よくカートリッジを紛失します。良く転がるんですよカートリッジって。

もしかしたら室内の方が紛失し易いのかな?よく転がるから・・・・。

実際家の外でも撃ってみましたが、枯れ葉とプラ・カートリッジの色が見事に重なって、探し出すのに苦労しました。最終的に諦めたのが1つ・・・・。

実射


ちょっとスライドを引いてみた感触は、若干スプリングが弱くて引きが軽い感じ。

その方が薬きょうを勢い良く排出できそうだったのですが予想ほどでは、ありませんでした。

これが夏でガスガンには最高の季節だったら、もっと勢いが良かったかも知れません。

ジャム(給弾不良)もちょこちょこ発生するので、スムーズとは言い難い。

まあ、使っていくうちに段々調子は良くなって来たので、ある程度慣らしが必要なのかな。

もう少しでもブローバックに勢いがあれば、全体的な作動も上手く行きそうな感じなんですが、これも「マルシン・クオリティ」か?

構造的な制約、例えばカートリッジを装てんするのでマガジンのガス室は必然的に、通常のガスガンに比べるとかなり狭くなる等難しい部分もあると思いますが、作動を楽しむ方向にウエイトをおいたエアガンならそのレベルを上げて頂きたいと思います。

集弾性ですが、やはりカートリッジに左右される様ですね。

微妙なパッキンとBB弾の相性が出てきます。

撃ち続けていくと、使うカートリッジと使わないカートリッジに分かれてくるんですねー。

不安定ですが、良い時には予想以上に纏ったりします。

個人的には、この銃の場合、集弾性はこれ位で十分。

とにかく気持ちいい作動をして頂きたいわけですよ。うん。

距離7m 半径2cm刻みの円 0.2gBB弾8発

 

 

 

-マルシン

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